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2025.07.15
厚生労働省は6月25日、昨年度に精神疾患を発症し労災認定された人は1,055人(前年度比+172人)となり、
6年連続で過去最多を更新したとの調査結果を公表しました。
そのうち最も多い原因は「上司からのパワーハラスメント(224人)」で、「仕事内容・仕事量の大きな変化」、
「カスタマーハラスメント」、「セクシャルハラスメント」と続きます。
こうした背景には、慢性的な人手不足により一人ひとりの業務負担が増していること、上司自身も多忙な中で部
下を支援しなければならず、コミュニケーションが荒くなりがちであることなどが挙げられています。結果とし
て、「大きな声を出す」「感情的な対応になる」など、信頼関係を損なう場面が生まれてしまい、職場全体の疲
弊につながっているとのことです。また、「何もかもを優先せざるを得ない」「すべてを抱え込む」ような働き
方ではなく、“今やるべきこと”と“後回しにしてもよいこと”を見極めることが重要であると提言されています。
今回の記事を受けて、対応策というほど大げさなものではありませんが、「誰かがやってくれるだろう」「自分
だけが大変だ」というマインドを、上司・部下を問わず見直すことが必要だと感じました。会社組織はそれぞれ
の立場や役割に応じて業務を遂行することで成り立っているものだと思います。1つの業務が疎かになれば組織
全体の信用が損なわれ、仮に複数人が精神疾患となれば業務運営は困難となり、顧客も離れていきます。だから
こそ、全員が「今やるべきこと」と「後回しにしてもよいこと」を互いに共有することで、良い就労環境となり、
パワハラも減っていくのではないでしょうか。
☟「精神疾患での労災 6年連続過去最多に」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250625/k10014844151000.html
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