障害年金の不支給割合が13.0％

厚生労働省は6月11日、2024年度における障害年金の不支給割合が13.0％（前年度比+4.6ポイント）に上ったとの調査
結果を公表しました。特に精神障害に関する不支給割合が12.1％（前年度比+5.7ポイント）と大きく増加しており、今
後、昨年度以降の不支給事案を点検し、必要な場合は改めて支給決定するとしています。

そもそも障害年金とは、病気やけがにより障害を負った人が受給できる制度ですが、受給には診断書を提出し認定を受
ける必要があり、日本年金機構による審査に基づき決定されます。

厚生労働省は、支給が認められない割合が増えているのではないかという外部からの指摘を受け、昨年度の認定事例か
ら無作為に抽出した1,000件の審査状況を点検。その結果を発表しました。

調査報告書によれば、2025年3月の報道を受け、精神障害の新規裁定のうち「不支給と見込まれた審査中の事案」につ
いて再確認を行ったところ、約1割が支給へ変更されたとのことです。貰えるはずの年金が不支給になってしまったわけ
ですから、重大な問題だと感じました。

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〇参考資料：厚労省「令和６年度の障害年金の認定状況についての調査報告書 概要」
https://www.mhlw.go.jp/content/12512000/001502248.pdf